2005年、23歳の時に長男を出産し、
半年間の休業期間を経たのちにモデルに復帰。

それからも精力的に活動していた富永ですが、
2007年ごろに「痩せすぎモデル問題」が発生。

アメリカの団体が調べたところ、
当時のファッションモデルの30％以上が摂食障害を持っていることがわかりました。

痩せすぎたモデルの急死が相次いで発生し、
業界団体や各国の政府は痩せすぎモデルの規制に取り掛かります。

その結果基準を満たさないモデルはショーへの参加ができなくなり、
富永もこの規制に引っかかり、
予定していたショーへの参加が、相次いでキャンセルされることとなりました。

そんな中でも冨永はモデル業を続けるのですが、2008年に夫と離婚。

シングルマザーとして、これまで以上に忙しく働き、
ついには体調を崩してしまいます。

そんな母の姿を見たためか、
最愛の息子から「ぼく、生まれてこなきゃよかった」と衝撃的な言葉をかけられてしまいます。

そのことにより自身の行動を見直した冨永は、
2014年から3年間の休業期間にはいり、家族との時間を大切にするように。

トップモデルでありながら、
一人の母として息子を大切にする姿は多くの共感を呼びました。

過酷な人生を歩みながら、決して負けることなく常に挑み続けた冨永は、
現在もモデルとしての活躍を続けています。