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フューチャー・プレゼンスを身につけるには?
「フューチャー・プレゼンス」という言葉を知っていますか?
あまり聞き馴染みがない方もいるかもしれません。
フューチャ・プレゼンスとは、イーロン・マスクやジェフ・ベゾス、リチャード・ブランソンなど数々の起業家たちが意識しているものであり、
簡単に説明すると「未来を明確にイメージし、現在とのつながりを感じること」を意味します。
歴史に名を残す数々の偉人たちは「どのような未来になるか」を常にはっきりとイメージしていたと言われています。
また、彼らは過去を振り返るよりも、未来について考えることに時間を費やしていたのです。
あなたには、未来に対する明確なイメージを持っていますか?
また、その未来を実現できるはっきりとしたビジョンは持っていますか?
まだ持っていないあなたのために、今回は「フューチャー・プレゼンス」を身につけるための3つのステップをご紹介していきます。
フューチャー・プレゼンスを身につける3つのステップ
ステップ1:5年前を振り返る
まずは過去を振り返っていきましょう。
5年前の自分が何をしていたか思い出しながら、次にあげる質問に答えてみてください。
・その時何をしていたか?
・自分はどんな人だったか?
・周りには誰がいたか?
・どのような環境で暮らしていたか?
・どのような習慣を持っていたか?
・夢や目標は何だったか?
・信念はあったか?
質問に答えたら、今の自分と比べて、何が変化したかをみてください。
これらのことが、現在のあなたの「記憶」となるのです。
ステップ2:5年後の未来を考える
過去を振り返ったら、次に未来をイメージします。
先ほどと同じように、次の質問に答えていってください。
・自分はどういう人になっているか?
・その時何をしているか?
・今と違う考え(価値観)を持っているか?
・新しい習慣は身についているか?
・周りには誰がいるか?
・信念は変わっているか?
・夢や目標はあるか?
ここで大切なのは、妥協しないことです。
「今の自分じゃ、せいぜいこの程度だろうな」と、消極的に考えるのはオススメしません。
その上で、過去、そして現在の自分自身と比べてみます。
そして、未来では何が変化しているかを探してみてください。
この時の狙いは、「現在の先に未来がある」とはっきりと意識することです。
私たちは、未来に対してどこか漠然としたイメージしか持っていないものです。
「いつか来るもの」「いつか叶うもの」「いつか実現するもの」と、”いつか”来るものと考えるのではなく、
必ず来るするもの、と考えることが大切なのです。
このステップでは、「現在・過去」と「未来」との間のつながりを意識していきます。
ステップ3:毎日、未来にフォーカスする
過去と未来について考えたら、毎日の意識の部分に集中します。
未来について考えるときや方向性を決めるとき、私たちはつい過去を振り返ってしまいます。
不確定な未来に不安を感じ、自分の経験をもとに判断したくなるのも無理はありません。
しかしその気持ちはぐっと堪えて、未来にフォーカスすることを意識しましょう。
何ができなかったかを振り返るのではなく、今から何ができるか、これからどうなっていくのかを考えてください。
目には見えない未来に焦点を当てていきましょう。
まとめ
過去は「記憶」であり、未来は「ビジョン」です。
ビジョンより記憶が強くなってしまうと、あなたは過去に引っ張られたまま生きることになってしまいます。
記憶よりビジョンを強くすることで、自然と現実がそのビジョンに引き寄せられていくのです。
そうすることで、あなたの思い描いた未来は、より現実的なものへと近づいていくでしょう。
冒頭でもお伝えした通り、多くの偉人たちが、未来と現在のつながりを意識するフューチャー・プレゼンスを大切にしています。
しかし、実際には多くの人が、無意識のうちに自分の未来を、自分自身で決めてしまっているのです。
未来にフォーカスする力を身につけることにより「過去ベース」ではなく、「未来ベース」にあなたの人生を変えていきましょう。