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挑戦のタイミングを見極めるヒント
「そろそろ、仕事の幅を広げてみようかな?」
そう思って、他のことにも目を向け初めている方もいるのでは無いでしょうか?
・他の勉強もしてみよう
・副業を初めてみよう
・もう一つ趣味を初めてみよう
このように、新たなチャレンジをするのは、とてもいいことだと思います。
しかし、今やっていることを「拡大」するには、タイミングが大切だって知っていましたか?
ベンチャーキャピタリストであり、エッセイストであるポール・グレアムさんは、「スケールしない事をやりなさい」と説いています。
スケールとは、物事を拡大させること。
つまりポールさんは、「まずは拡大させないことをやりなさい」と伝えているのです。
拡大させるのが目的なのに、まずは拡大させないことが大切と言われても、いまいちピンとこないかと思います。
詳しくみていきましょう。
何事も助走が大切
何かを始めようとした時って、最初はなかなかうまくいかない時があるかと思います。
その時に何かしらの後押しがあれば順調に行くのですが、何の準備も無いまま初めてしまうと、途中で挫折してしまうかもしれません。
自転車でも、最初のひと漕ぎが一番大変で、あとはがんばらなくてもスイスイ前に進んでくれますよね。
最初のひと漕ぎをする前にあらかじめ準備をしておくことで、スタートをぐっと楽にすることができるのです。
今やっていることを拡大させるまえにやって頂きたいこととを、いくつかご紹介していきます。
(1)はじめはは“もろい事”を肝に命じる
何事も、始めたばかりのころがもっとも失敗しやすいものです。
しかし、多くの人が新しいことを始めたワクワク感から、つい油断してまいやすくなります。
はじめは失敗しやすいことをしっかりと理解し、備えるようにしましょう。
(2)今の関係も大切にする
新しいことを始めようとすると、昔からの付き合いを疎かにしてしまいがちです。
例えば、SNSでさらに多くのフォロワーを増やしたいと考えているとします。
そこで新しいフォロワーにばかり目を向けてしまうと、もともとあなたのことをフォローしてくれている人たちを蔑ろにしてしまうことになります。
その結果、古参組のフォロワーからフォローを外されてしまった…。なんてこともあるかもしれません。
仕事でも人間関係でも、現在の関係も大切にするようにしましょう。
(3)対象を絞る
色々なことに興味があるからと、あれもこれもと手を伸ばすのは控えましょう。
仕事の幅を広げることもそうですし、新しい分野を勉強する時も同じことが言えます。
英語を勉強したいし、マーケティングのことも勉強したい。できれば経済のことも…といくつもやろうとすると、実践するまでにやる気を失ってしまう「計画倒れ」が起きてしまうかもしれません。
まずは対象を絞り、少ない数を確実にこなすようにしましょう。
(4)目立つことは避ける
いざ始めようとした時、周りから注目されて目立ってしまうのはオススメできません。
実際、現在成功を収めている多くの企業が、立ち上げ当初はほぼ無名で知名度はほとんどありませんでした。
なぜ目立つことを避けるべきなのかというと、期待をかけられすぎることによってそれがプレッシャーになってしまうからです。
最初はただでさえ大変なのに、プレッシャーによって余計腰が重くなるのはいやですよね。
まずは拙くても始めることが大切なので、人目を気にせず済むように目立つことは避けましょう。
まとめ
今やっていることをさらに拡大したい、新しいことを始めたいと思う時。
そんな時には、新しい100のことに意識を向けるよりも、今の10のことに全力を尽くすようにしましょう。
ぜひ「スケールしないこと」を意識して、さらなる挑戦を続けていってくださいね。