何か問題が起きた時。
また、何かかなえたい夢がある時。

あなたはどのような方法を選びますか？

こう聞かれた時、歴史に名を残す偉人たちの答えには、共通するものがありました。

それは「新しい方法を生み出すこと」というもの。

多くの人が、問題を解決するためには「すでにあるツールや方法」を使った解決方法を模索します。

収入を増やしたい→副業を始める、他の会社に転職する。
人脈を広げたい→コミュニティに入る、交流会に参加する、など。

このように、世の中には多くの「方法」や「ツール」が溢れています。

しかし、成功している多くの起業家は「すでにあるツール」ではなく「全く新しいツール」を生み出すことを大切にしているのです。

今回は、新しいものを生み出すことにより、世界を変えてしまった一人の起業家についてお話ししていきます。

世界中の23億人をつなぐサービス

2020年の時点で、世界中で23億人以上のユーザーが利用しているサービスとは、何だと思いますか？

それが、SNSの先駆け的存在である「Facebook」です。

Facebookは、当時では珍しい「実名で登録するSNS」として話題を集めました。

SNSといえば「ハンドルネームで登録するものである」という常識を打ち破ったこのサービスは、世界中で大ヒット。

マークさんが大学生の頃に立ち上げたこのサービスは、今や世界の約三分の一の人々が利用しています。

Facebookで人と人との繋がりに革命を起こしたマークさんですが、彼の挑戦はまだ終わっておらず、これまでとは全く違った分野で、新たな変化を起こそうとしているのです。

それが、予防医療。

マーク・ザッカーバーグさんと、彼の妻プリシラ・チャンさんは、近年、予防医学に革命を起こすため、新しいツールの開発に30億ドルもの資産を投じたことで話題になりました。

テクノロジーの力を使えば、ガンや心臓病など、多くの病気を予防することができるのではないか。

マークさんたちはそう信じ、病気のない未来を実現させるために投資を行ったのです。

Facebookに限らず、多くの企業が「新しいものを生み出すこと」に力を注いでいます。

しかし、なぜ古いものを利用するだけではダメなのでしょうか？

その理由は「ブレイクスルー」にありました。

人類が大きく進歩した瞬間に共通するもの

人類の歩みに、大きな変化、いわゆる「ブレイクスルー」が起きた瞬間。
その瞬間には、高い確率で「新しいもの」が生み出されているのです。

気球が発明されたことで、人類の手は空にまで届くようになりました。
鉄道が発明されたことにより、流通業界に大きな変化が生まれ、産業革命が起きました。
顕微鏡や望遠鏡の発明により、科学界が大きく進歩しました。

このように、新しいツールが生み出されるたびに、人類の歴史は大きく前進してきたのです。

マーク・ザッカーバーグさんはこう語っています。

「科学の歴史を通してみると、
科学の世界における最も大きなブレイクスルーというのは、
私たちに新しい視点を与えてくれる、既存の概念を超えた視点を与えてくれる、そのようなツールが発明されたときに起こっています」

マークさんたちは、あらゆる病気を防げる未来を実現するため、医療の世界でも新たなブレイクスルーを起こそうとしているのです。

少しスケールが大きな話になりましたが、これらの話は私たちにも関係ある話と言えるでしょう。

もし、あなたが何か問題を解決したいと思った時。
古いツールを使ってばかりいるのではなく、新しい何かを生み出そうと考えていますか？

もしかしたら、これまでにない新しいツールや方法を生み出すことで、あなた自身の人生も大きく一歩前進するかもしれません。

「問題を作り出した時と同じ考え方では、
どんな問題も解決することは出来ない」

相対性理論を発見したアルベルト・アインシュタインもこう残したように、問題を解決するためには、これまでにないアイデアを生み出す必要があるのです。