セルゲイ・ブリン
成功はシンプルから生まれる
セルゲイ・ブリンはラリー・ペイジとともにGoogleを作り上げた人物として、
世界中で知られています。
アメリカ合衆国の主要なIT企業『GAFA』の一つとして数えられる
Googleを生み出した”天才”セルゲイ・ブリンから、
わたしたちが学ぶべきことは何か、をみていきましょう。
【”天才”セルゲイブリンとは?Googleを創り上げた人物について】
セルゲイブリンは、1973年8月21日にソビエト連邦のモスクワで生まれました。
両親ともに非常に優秀な人物であり、
父は数学教授
母はNASAの研究者の職についていました。
9歳の誕生日にパソコンを贈られたブリンは、
その数年後、
自分でプログラムを作ってしまうなど、
その天才ぶりを発揮していたと言われています。
幼い頃からコンピュータに対する関心が高かったブリンは、
メリーランド大学で計算機科学と数学を専攻。
その後、進学したスタンフォード大学で、
運命の出会いを果たします。
のちに共にGoogleを創業することとなる、ラリー・ペイジと出会いです。
実は出会った当初、
ブリンとペイジはあまり仲が良くなかったと言われています。
しかし関わるうちに
「検索エンジンを作る」という共通の夢を持っていると気づき、
その夢を実現するために大学を休学。
1998年にGoogleを創設します。
今や世界を先導する存在にまで成長したGoogleですが、
創業までに行なった取り組みは、
そのほとんどが失敗してしまったと言われています。
それでも諦めずチャレンジし続けたことで、
今の成功があるのかもしれません。
若者の間には実存的な不安があるのだと感じます。
しかし、私はそれを持っていなかった。彼らは巨大な山を見る。
そこで、私は登るための小さな丘を見るだけです
【世界を変えた天才セルゲイブリンから学ぶ】
25歳で、ラリーペイジとともにGoogleを創業し、
世界最大の検索エンジンへと成長させた
天才セルゲイブリン。
2019年時点での彼の資産は、588億ドルにのぼると言われています。
そんなセルゲイブリンは、
どの様な思考を持っていたのでしょうか?
その言葉から、紐解いてみましょう。
『成功はシンプルから生まれる』
ブリンは、物ごとの考え方、伝え方などにおいて、
常にシンプルであろうと努めてきました。
それは、使いやすさを追求した
グーグルのサイトデザインからもうかがえます。
ブリンはシンプルについて次のように語ってます。
「自然界は実にシンプルな法則で成り立っています」
「自然であること、自然に沿うこと、自然であるか不自然であるかを
考えていけば、問題ややるべきことなどの根源にたどり着けます」
『アイデアを思いつくことは、素晴らしいものを生み出す過程の中で最も重要な部分ではない』
意外なことに、
セルゲイブリンはアイディアを最も大切とは思っていないとのこと。
天才=アイディアと言うイメージありますが、
ブリンは目の前の疑問や目標を、一つ一つ形にすることを大切にし、
グーグルを生み出していったのです。
【まとめ】
天才と言われるセルゲイ・ブリン。
彼は彼の学生時代から、
アイディアを思いつくだけでなく、
それを実現することを大切にしていました。
その中で何度も失敗を繰り返し、物事をわかりやすくシンプルに考える。
着実に努力を続けたからこそ、今のGoogleが存在しているとも言えるでしょう。
私たちは必ずしも10の良い結果ほど1000の結果が有益でないとわかった
1973年 ソビエト連邦モスクワに住む東欧系ユダヤ人の家庭に誕生
1979年 家族でアメリカ合衆国へ移住
1990年 メリーランド大学に入学し計算機科学と数学を専攻。
1993年 理学士号を取得
1995年 計算機科学の修士号を取得
1998年 ラリー・ペイジGoogle 社を共同設立
2004年 Googleの株式公開
2007年 生物アナリストであり、起業家でもあるアン・ウォイッキと結婚
2008年 スペース・アドベンチャーズ社と契約し、宇宙旅行に行くことを発表
2013年 Google Glass販売開始
2015年 Google Glassの販売中止
2015年 Googleの持株会社アルファベットを設立し、社長となる
2015年 アン・ウォイッキと離婚
2015年 「インターンシップ」という映画にカメオ出演
2019年 アルファベットの社長を退任