【石油王だけじゃない！ロックフェラーのもうひとつの顔】

ロックフェラーと聞くと「慈善家」としての顔をイメージする方も多いのではないでしょうか？

なぜ、世界一の実業家が、世界一の慈善家になったのでしょうか・
そのきっかけは、彼が58歳のときに行ったある決断でした。

病気にかかったことにより、ロックフェラーは58歳のときに前線を退くことを決意します。

そしてそのときに｢人生は、お金が全てではない｣と悟ったと言われています。

石油王として常にトップに立ち続けたロックフェラーは、
その有り余る資産を「社会のため」に使うことに決めました。

「世界一の慈善事業家」としての顔も持つようになったロックフェラーは、いくつもの公益機関を設立。
ロックフェラーの活動には、以下のようなものがあります。

・シカゴ大学に8000万ドルを寄付し、世界トップレベルの大学へと成長させた
・一般教育委員会を立ち上げ、あらゆる人々が「人種・性別・信仰」の差別なしに教育を受けられるようにした
・ロックフェラー大学を創設し、23人のノーベル賞受賞者を輩出した
・「すべての人々が平等に権利を持っている」という理念のもと、世界的規模での活動を行った

彼が慈善活動のために使った資金は、なんと1億8,200万ドル（約190億円）以上。

人々のために貢献しようとするロックフェラーの理念は、
現在でも多くの事業家・投資家に大きな影響を与えているのです。

【まとめ】

・1858年、友人のクラークと共に「クラーク＆ロックフェラー社」を設立
・「クラーク＆ロックフェラー社」はすぐに石油業に参入し、大きな利益を出した
・「スタンダート・オイル社」を設立し、最終的にはアメリカの90％の石油を掌握した
・58歳のときに健康上の理由で引退。以降は慈善活動を行う
・1億8,200万ドル（約190億円）以上の資産を社会のために使った

生まれ変わったロックフェラーは、
初めて、心からの幸せや喜びに満たされた人生を送れたのかもしれませんね。