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時間の価値を意識して成功した偉人の実話
九死に一生を得る。
この言葉は、ほとんど助かる可能性が無い状況から、奇跡的に生還することを意味します。
事故や病気など、私たちの周りには常に危険がつきまとっています。
いつどんな時に、不幸な出来事に襲われるかわからないのです。
ウィリアム・ワンさんも、突如として最悪の不運に襲われました。
しかし彼は、そこから人生を見つめなおし、新たな道へと進み始めたのです。
もし、助からないと思った状況を乗り越えられたら。
その時、あなたは何を思いますか?
今回は人生を変えるきっかけとなった事故を経験した成功者の実話をご紹介します。
人生を変えた事故とは?
当時、ウィリアムさんは新規事業がうまく行かず、苦しんでいました。
そんな中、資金繰りについて債権者と話し合うために、ロサンゼルスへと帰る飛行機に搭乗します。
この飛行機が、事故を起こしてしまったのです。
2000年のハロウィンの夜。
台湾の桃園国際空港からアメリカへと向かう、シンガポールエアライン006に、ウィリアムさんは幼い娘と搭乗しました。
当時桃園国際空港は一部の滑走路が工事をしており、使用できない状態でした。
しかし、シンガポールエアライン006の機長が誤ってその工事中の滑走路から離陸してしまい、工事機器に激突して墜落。
結果として、乗客、乗務員179人中83人がなくなる大事故となりました。
その時の様子を、ウィリアムさんはこう語ります。
「私の娘はわずか3、4歳で彼女にとっては初めてのハロウィンでした。最初に脳裏をよぎったのは、娘をトリック・オア・トリートに連れて行ってあげれないなぁと」
そして、飛行機が爆発した時には、「家族」こと、そして「今まで頭を悩ませていたものが突然なくなった」という2つの考えが頭によぎったと言います。
ウィリアムさんは奇跡的にその事故から生還し、その時に「私たちはみんな、いつか死ぬ。人生を楽しまないでどうする?」と考えたそうです。
そして、うまく行かずに悩みのタネとなっていた事業をやめ、人生を再スタートすることを決めたのです。
その一年後、それまでの会社をたたんだウィリアムさんは、新たな事業を立ち上げました。
「私はもう一度チャンスを与えられたことを、とてもありがたく思っています」
そう語るウィリアムさんは、かつては一日14時間働いていた生活を改め、一日8時間のみの労働に絞り、お金ではなく、顧客の満足度に集中しました。
その結果、彼の会社は20億ドルの売り上げを達成したのです。
まとめ
もし、あなたが臨死体験をしたとしたら、その後の人生をどう生きると思いますか?
命の危険など体験したくはありませんし、当然これからも体験しなくは無いですよね。
しかし、ウィリアムさんのの経験から学び、「今日がもし最後の日なら?」と考えて生きることはできるかもしれません。
人は生まれた瞬間から時間とともに人生を歩んできているからこそ
その価値に気づき辛くなりがちです。
ただ、そこに価値を見いだすことができるかどうかで時間の使い方は大きく変わっていくはずです。
残された時間が数少ないとするなら、どう生きるのか?
今一度、自分自身に問いかけてみるのもいいかもしれませんね。