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成功者の真似をすることで成功を掴み取る
私たちは、日々色々なものを真似して生きています。
子供が新しいことを覚えるときも大人の真似をしますし、
大人が新しいことを覚えるときも、周りの人が実践している方法を真似するのではないでしょうか?
これは新しいチャレンジをすることにも応用できます。
あなたがこれから新しい事業を立ち上げたい、未経験の分野に挑戦したいときは
成功者の真似から始めることを強くオススメします。
その効果の裏付けとして、
今回は、徹底的に成功者の真似をしたことにより、自らの夢をかなえた、ある芸術愛好家の話をしていきたいと思います。
”真似”で世界3位の〇〇を作り上げる
中国で暮らすチェン・ドンシェンさんは、1987年にゴッホの「ひまわり」がロンドンのオークションで約58億円もの値段で落札されたニュースを見ました。
それまでの世界史上最高額のおよそ3倍の額で落札されたというニュースと、
テレビで映されたオークションの映像にチェンさんは衝撃を受けました。
それまで彼が持っていたオークションのイメージとはかけ離れており、「貴族的でありとても洗練されたものだった」とチェンさんは語っています。
それがきっかけで彼はいつか芸術コレクターになる、という夢を抱いたチェンさんは、
世界で最も由緒のあるオークション「サザビーズ」のようなオークションを作ってみたいと考えるようになります。
しかし、チェンさんにはオークションの知識はほとんどありませんでした。
そこで、彼はサザビーズのオークションに参加するために香港にむかい、会場の様子をビデオで記録しながら、オークションの流れ全てをノートに書き写しました。
商品のプレゼンテーションを録音するのは当然ながら、ショーケースのサイズや厚さまで、つぶさに記録したのです。
中国に戻ったチェンさんは、中国の芸術市場に「中国ガーディアン」を作ります。
サザビーズで学んだ知識を元に「中国ガーディアン」を作り上げ、他のビジネスで得た資産を、オークションの成長のために使う。
そんな日々が続いた結果、中国ガーディアンを中国の最大の芸術オークションハウスへと成功させたのです。
そして、今やサザビーズ、クリスティーズにつぐ世界3位のオークションへと成長したのです。
チェンさんは、「手に入れられないのなら、どうすれば手に入れられるのか?」と自分自身に問いかけたと言います。
「サザビーズのように、由緒あるオークションを手に入れることはできない。それならば、そのオークションを真似たものを作ればいい」
チェンさんはこのように考えたということですね。
まとめ
今回、チェンさんが行った成功までのステップは誰しもが真似できるものです。
あなたがやりたいこと、成功したい事業があるのであれば、その先駆者である成功者を徹底的に真似することから始めてみましょう。
そこで大切なのは、自分のこだわりを最初に入れないということです。
真似をする際に、先入観でこれは違うなと思っていたものを避けてしまうと、
結局それは真似ではなくなってしまいます。
ある程度事業がうまくいった状態で、自分の個性を出すのはありですが
最初からそうしてしまっては真似をする意味がありません。
0から1を生み出す部分では、自分の個性を捨て成果を出すことを優先していくことが大切です。
その意識を忘れずにあなたがもし、何かをやりたいと思った時には「まずは成功している人を真似ること」からはじめてみましょう。
真似をすることで様々なヒントが間違いなく得られるはずですよ。