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学びの効果を10倍にする「セミナーの受け方」とは?
あなたはこれまで、セミナーに参加したことはありますか?
参加したことがあるのなら、そのセミナーに参加した理由は何ですか?
ビジネス系、自己啓発系など、世の中には、さまざまなセミナーが存在します。
なんとなく面白そうだからセミナーに参加した。と言う方は、一度よく考えて見た方がいいかもしれません。
なぜなら、セミナーに参加する目的を意識するだけで、学びの効果が何倍にもアップするからです。
今回は、セミナーで一番大切な「目的の設定」についてお話ししていきます。
目的がなく参加はセミナーの価値をゼロにする?
まず大切なことからご説明すると、目的もなくセミナーに参加するは意味がありません。
とは言っても、全く何の目的もなくセミナーに参加する人は、あまりいないのではないでしょうか?
・何かしら勉強になりそうだから
・新しい人脈が築けそうだから
・お得な情報が手に入れられそうだから
この様に、漠然としていても目的はあるかと思います。
しかし、セミナーで大切なのは目的をはっきりとさせること。
セミナーには価値が存在します。
価値の本質は「自分の目的に向かってのなんらかの課題が解消すること」にあります。
つまり、目的がはっきりしていないと、しっかりと価値を受け取ることが難しくなるのです。
なんとなくいい話を聞いたけど、結局何も変わらない。
この現象は、セミナーを受ける目的をしっかりと考えていないから起きると言えます。
自分が抱えている課題と、セミナーの内容が関係していると気づけていないことに原因があります。
なぜレンガを積むのか?
目的に関するもので有名なお話が、イソップ寓話の「レンガを積む人」です。
この寓話は、旅人と3人の職人との会話をベースに進んでいきます。
ある時旅人が町外れの道を歩いていると、レンガを積む職人に出会いました。
一心不乱にレンガを積む一人目の職人に、旅人は「何をしているのか」と尋ねます。
「レンガを積んでいるんだよ。なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに…」
一人目の職人は、うんざりした様子で答えました。
その後、旅人は二人目の職人に出会います。
旅人は二人目の職人に、同じ質問を投げかけました。
「大きな壁を作っているんだよ。家族を養うために、仕事があるだけでもありがたいよ」
二人目の職人はこう答えます。
そして最後に、同じくレンガを積む三人目の職人に出会います。
一人目と二人目の職人と同じように、職人は「何をしているのか?」と問いかけます。
「歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」
そう答えた三人目の職人に、旅人は「大変ですね」と声をかけます。
しかし、職人は誇らしげにこう答えました。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」
ただ目の前にあるからレンガを積むのか。
何かを作りたいから、レンガを積むのか。
目的があるだけで、モチベーションや仕事の質にも大きく影響してくるのです。
少しでもいいから目的を考えておく
セミナーの質を高めるためにも、
・自分の人生の、現在の方向性
・目的に対する課題(問題)
を考えておきましょう。
それだけで、学びの効果は何倍にも跳ね上がるでしょう。
先ほどの職人の話から言えば、全員同じ「レンガを100個積む」目標があったとしても、
なぜレンガを積むのか?の目的がハッキリいしているだけで、モチベーションに大きな違いが違いが出ています。
「誰か一人と連絡先を交換する」
「講師の人に顔を覚えてもらう」
「起業に役立つ知識を吸収する」
このように、セミナーに参加する時には小さなものでいいので目的を決めていきましょう。
まとめ
今回はセミナーをベースに目的の大切さをお話ししましたが、生活、仕事、人間関係、勉強、さまざまな分野で目的意識は役立ちます。
目的は意識しないとついつい忘れてしまいますので、「目的の確認」は常に行ってください。
あなたなりの目的を持って、人生の学びをもっと加速していきましょう。