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夢を実現するには未来の自分へ約束をしよう
チャック・ラッセル監督の「マスク」という映画を知っていますか?
冴えない男が不思議な仮面を手にいれ、超人的な力を持った黄緑色の顔の怪人「マスク」に変身する。という内容のこの映画は、
3516億ドルの興行収入を得て、アカデミー賞にもノミネートされた名作コメディとして知られています。
その「マスク」の主演であるジム・キャリーは、32歳までは売れないコメディアンとして活動していました。
無一文のコメディアンであった彼が、どのようにして世界トップレベルにまで上り詰めたのか。
今回は、彼が実践したある方法について解説していきます。
ジムキャリーの波乱万丈の人生
今や一流のコメディアンとして知られているジムさんですが、その人生は波乱に満ちたものでした。
ジムさんが12歳の時、彼の父親が職を失い、一家は車を家がわりに生活をすることになります。
家計を支えるためにジムさんは放課後に工場で8時間も働き、あまりの多忙さに友人との時間も取れなくなっていきました。
そんな貧困状態は何年も続き、ジムさんとその家族は経済的にも精神的にも追い詰められていきます。
そうした辛い時期を、ジムさんはユーモアを持って乗り切ったそうです。
その理由を、彼はこう語っています。
「鬱になってしまいそうな状態だったから、かな。僕の母親は病気で、彼女を少しでも元気づけたかったんだ」
そんな生活が続き、ジムさんは15歳の時に、カナダのトロントでコメディアンデビューを果たします。
母が作ってくれた黄色いスーツを着て挑んだステージですが、結果は大失敗。
それでも父はジムさんを励まし続け、ジムさんは本格的にコメディアンになるために19歳でハリウッドに移り住みました。
夢を追う原動力となった1枚の小切手
ハリウッドに移り住んでから10年後。
28歳になったジムさんですが、コメディアンとして伸び悩んでいました。
そんな彼は、自分にあてて小切手を書きます。
その額は「1000万ドル」
当時のことを、彼はこう語っています。
「自分に宛てて1000万ドルの小切手を書いたんだ。「演劇料として」ってね。
日付は5年後、1995年の感謝祭の日にしたよ」
彼はその小切手を常に持ち歩き、自分自身に支払う費用を作るために努力を続けました。
そしてその4年後。
32歳になったジムさんは、映画「エースベンチュラ」で初の主演を務めます。
その後「マスク」「ジム・キャリーはMr.ダマー」で次々と主演を担当しました。
そして、小切手の期限である1995年の感謝祭の直前には1000万ドルもの収入まであと一歩で手が届く、というところまで実現したのです。
ジムさんは自分が作った小切手通りの未来を、自らの手で叶えてしまいました。
ジムさんから学ぶ人生の成功法則
夢があるなら、小切手を書けばいい。
そう言いたいわけではありません。
大切なのは「絶対こうする」と決めることです。
どうなるために自分の人生を使いたいか?
将来、世界にどのような影響を与えたいのか?
これらを参考に「なりたい自分」をイメージして、あとは目標に向かってひたすら行動する。
人は、はっきりとイメージできていないことに関しては、実現できないものです。
ジムさんのように「絶対にこうして見せる!」とイメージすることで、夢を叶える原動力となるでしょう。
まとめ
今回は未来に対する自分への約束の大切さについて紹介させて頂きました。
あなたは将来どうなりたいですか?
ゴールがあるからこそ人は頑張れます。
これはマラソンなどでもそうですよね。
ゴールがないマラソンをずっと頑張れる人は存在しません。
目的地がはっきりとわかって、そこに向けて走るからこそ頑張れるわけです。
あなたの中でのゴール地点を明確にして、
そこに向けてエネルギーを使っていけば徐々にそこに近づくことができるはずですよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。