マーク・ザッカーバーグ
完璧であることより、まず終わらせることが重要だ
「最大のリスクは、リスクを取らないことだ」
この名言の発信者であるマーク・ザッカーバーグは、
まさにその言葉にそった人生を歩んできました。
彼が開発したFacebookは、2020年の時点でのユーザー数が27億4,000万人を突破。
SNSの先駆者的存在としても知られています。
「本人が興味を持ったものを徹底的にやらせる」という親の教育により、
ザッカーバーグは12歳の頃からプログラミングをマスターしていました。
18歳の頃には「Synapse Media Player」という音楽ソフトの開発に成功。
ユーザーの好みを分析し、一人ひとりにあったオススメ曲を提案する機能を持つこのソフトは、名だたる大企業の注目を集め、
マイクロソフトから約1億円もの買収の話が持ちかけられたという逸話も残されています。
そんなザッカーバーグがFacebookを開発したのは、彼がまだ19歳の時でした。
名門ハーバード大学を中退してまで作り上げた「Facebook」は世界中で注目を浴び、
最大7億5千万ドルもの買収話が持ちかけられます。
Facebookを立ち上げた他のメンバーは、その買収話に前向きでしたが、
ザッカーバーグはその話に乗り気ではありませんでした。
彼は「世界中の人をオープンにする」という理念のもとにFacebookを開発しており、
企業にFacebookを売ることは、その理念に反すると考えたからです。
最大のリスクは、リスクを取らないことだ
Facebookの買収話のように、ザッカーバーグは「安定」よりも、「リスク」を取る道を選んできました。
その中でも有名な話が「Instagram」の買収です。
今や多くのユーザーに愛されるInstagramですが、
当時は売上高がほぼゼロの、小さな企業に過ぎませんでした。
しかし、ザッカーバーグは10億ドルもの大金でInstagramを買収。
成功していないサービスに大金を支払う彼の行動は、世界中に衝撃を与えます。
失敗すれば大きな損失を負ったであろう彼の行動でしたが、
結果としてInstagramは大ヒット。
この一連の出来事により、彼の会社は揺るがない地位を築いていったのです。
ブレることのない理念と行動力、そしてリスクを恐れない決断力があったからこそ、
ザッカーバーグはこれほどまでの成功を収められたと言えるでしょう。
お金がないならアイデアを出せ
1984年5月14日 アメリカ・ニューヨークのウェストチェスター郡で生まれる
1990年代 12歳の時にプログラミングを学び始める
2003年 「Synapse Media Player」のサービスを開始
ハーバード大学に入学
在学中、「Coursematch」「Facemash.com」を解説
「Facemash.com」は学生を格付けするサービスだったため、大学側が問題視し、4時間で閉鎖される
2004年 「Facebook」開設
ハーバード大学のクラスメートから告訴されるConnectU論争が発生。
ハーバード大学を休学後、中退する
2006年9月5日 Facebook上で「News Feed」の機能を開始
2007年5月24日 サンフランシスコで行われた「f8」でスピーチを行う
2010年 『フォーブス』による「世界で最も若い10人の億万長者」の第一位に最年少で選出される
2012年5月19日 プリシラ・チャンと結婚
2017年5月 ハーバード大学の卒業式で講演を行う
2018年4月10日 Facebookの約8,700万人のユーザーの情報流出問題などが取り上げられ、議会公聴会出席。
数時間にも及ぶ議員からの厳しい質問にさらされるが、専門性に欠く議員が多かったため、無難に追求をかわす。
この出来事により、事態は鎮静化に向い、Facebook株が上昇