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一般社団法人綜合ヒューマンスキル開発協会

この記事の目次

スティーブ・ジョブズが大切にした「点と点」とは

アップルのスティーブ・ジョブズを知っていますか?

流石に「知らない」という方はいないかと思います。

世界中で成功者として知られるジョブズさんは、2005年にスタンフォード大学の卒業式で、あるスピーチを行ったことでも知られています。

それが名スピーチである「ハングリーであれ。愚か者であれ」です。

このスピーチの中で、ジョブズさんは自らの半生を振り返っています。

今回は、ジョブズさんのスピーチをもとに「不運を力にする方法」を考えていきましょう。

ジョブズさんはApple社をクビになっていた

ジョブズさんのスピーチをまだみたことがない方は、まずは以下のリンクからご覧いただけます。
少し長めではありますが、とても参考になるのでぜひ試聴してみてください。

・スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ

いかがですか?

今は見れない方もいるかと思うので、なんとなく内容を触れておきます。

このスピーチで、ジョブズさんは自身の人生を振り返りながら、ある大切なポイントについて語っています。

それが「点と点をつなげる」ということです。

動画の中では、4分33分でこの部分に触れています。

「点と点の繋がりは予測できません。
あとで振り返って、点の繋がりに気づくのです。
今やってることがどこかに繋がると信じてください」

ジョブズさんといえば、大企業Appleの創業者。
世界的な偉人としても知られていますよね。

そんな彼でも、これまでの人生で様々な経験をしてきました。

学生の頃には、多額の負担を親にかけながらも、大学を中退。
自身が作ったAppleからは、クビになるなどの過去を持っています。

自分で作った会社なのに、その会社からクビにされる。

それはそれは辛い出来事だったでしょう。

しかし、ジョブズさんはその時の出来事を

「人生で最良の出来事だった」

と語っています。

仕事をクビになったことが、最良の出来事?

一体どういうことなのでしょうか?
ここから、「点と点をつなげる」の話に通じていきます。

不幸は必ず何かにつながっている

「仕事をクビになったことが、最良の出来事なんて、今成功しているから言えるんでしょ」

そう思われるかもしれません。

まさにその通りだと思います。

ジョブズさんは、Appleをクビになったあと、様々な会社を作っています。
中でも有名なのが、トイ・ストーリーなど数々の名作を生み出したPixar社。

他にも会社を創業し成功を収めていったジョブズさんは、結果的にApple社に返り咲くことになります。

それまでの間に、ジョブズさんは将来の妻となる女性とも出会っています。

これらのことは、ジョブズさんがApple社をクビになったからこそ実現できたと言えるでしょう。

このように、過去を振り返った瞬間に「今考えればあの経験も今に生きていたんだな」と思える時こそが「点と点がつながった瞬間」なのです。

不運をネガティブに捉えるのではなく、どこかに役立っているのではないか?
その不運から、何かが生まれているのではないか?

そう考えることで、ジョブズさんは世界的な成功を手に入れる一因となったのでしょう。

何が未来につながるかは、誰にもわからない

歴史的な成功を収めたジョブズさんでも、どの点と点がつながるかも予測は出来ませんでした。

もちろん、Appleをクビになった時には人生のどん底にいたはずです。
しかし、その出来事をあとで「点」の一つとして捉えることで、不運が成功のため必要だと気づけたのです。

成功というものは、予測通りにたどり着けるものではありません。
様々な不測の事態を乗り越えた先で、点と点が繋がって「線」となることで、結果として成功にたどり着くのです。

まとめ

ジョブズさんは、この「点」を多く作ることを意識しました。

・Appleをクビになったこと
・複数の会社を設立したこと

この二つが点と点でつながることにより、

「設立した技術をAppleで生かし、会社の成長に役立てられた」という線が出来上がったのです。

私たちの人生にも、この考えは生かせます。

「成功したい」と考えているのなら、これまでの経験の何が「点」になり、どうすれば「線」でつなげられるかを考え見るといいでしょう。

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